002|【心って不思議】見えないけれど、確かにそこにあるもの - 心理学はじまりました

皆さん。「心」って、なんだか不思議な存在だと思いませんか? 目には見えないけれど、喜んだり、悲しんだり、時にはドキドキしたり…。私たちの毎日を彩る、大切なものですよね。

昔の人も、この見えない「心」について、色々なことを考えてきたみたいです。哲学の世界でじっくり考えたり、宗教の中で大切な教えとして語られたり。でも、19世紀になって、「もっと心の中を科学の目で見てみよう!」っていう、面白い冒険が始まったんです。

その冒険の先駆者の一人が、フロイトさんというお医者さん。

「夢って、なんだか意味深じゃない?」って思ったフロイトさんは、夢をいっぱい調べていくうちに、私たちが普段意識していない「無意識」っていう心の秘密の部屋があることに気づきました、

 この発見は、心理学の世界に大きな「へぇ!」をもたらし、心の悩みを優しくほどいていく方法を探るきっかけになったんだとか。

もちろん、フロイトさんの発見だけが、心の全ての謎を解き明かしたわけではありません。心は、まだまだ私たちにとって不思議がいっぱい。だからこそ、心理学っていう学問は、これからもワクワクするような新しい発見を求めて、進化し続けているんです。

【心にそっと触れるポイント】

  • 心理学は、人の心を操る学問じゃないんです。一人ひとりの心に寄り添い、理解を深めるための優しい道しるべのようなもの。
  • 心理学は、19世紀に始まった、まだ生まれたての学問なんです。これからどんな発見があるか、楽しみですね。
  • 私たちの心は、いつも一生懸命に動いています。心理学は、そんな頑張っている心をもっと知るための、心強い味方になってくれるかもしれません。

用語解説:深層心理への扉を開いたキーワードたち

前回の記事で触れたフロイトの功績をより深く理解するために、ここで重要な用語を解説します。

  • 夢判断: これは、フロイトが著した、夢に関する精神分析の研究書です。彼は、夢は無意識からのメッセージであり、それを読み解くことで心の奥深くにある願望や葛藤を理解できると考えました。
  • フロイト:ジークムント・フロイト。 彼はオーストリア出身の精神分析学者であり、精神科医です。人間の行動は、私たちが普段意識していない無意識の領域に強く影響を受けているという画期的な考え方を提唱し、「精神分析」という心理療法を確立しました。彼の理論は、その後の心理学や精神医学の発展に決定的な影響を与えたと言えるでしょう。