フリーランスの仕事「タスク・URLの調査」は稼げるのか?

仕事のクライアントさんから、昨今の社会情勢を受け、プロジェクトの停止連絡があったため、久々にLancersでタスクのお仕事をしてみました。

きっと、フリーランスの初心者時代に「めっちゃタスクの仕事をやったわー」という方も多いと思います。応募もいらず、すぐに作業ができて「報酬」になるので、安価とは言え「タスク」も馬鹿にできません。

では、実際「タスク」の仕事ってどれくらいの報酬になるのかを、実際の案件から見てみましょう。

タスク:URL調査のお仕事とは?


今回、試してみるのは、LancersやCrowdWORKSにあるお仕事の中から「タスク」に分ついされるもので、その中でも「URL調査」のお仕事です。

お仕事の名前は案件によっていろいろ変わりますが、やることは「指定の検索ワードをGoogle検索やYahoo!検索をして、そのトップに表示されたページのURLを入力していく」という簡単な作業です。

普段からネットサーフィンなどしている人であれば、それほど難しい作業ではありませんが、単価が安いのが悩みどころ。今回やってみたお仕事も「6円」でした。報酬を口座に振り込んでもらう振り込み手数料で軽く飛んでいく額です。

二年くらい前は、30円とかもあったのですが、最近はどうにも低めの設定です。それでも作業完了率が80%を超えているものが多いので、人気があるお仕事には間違いないようです。

もちろん、仕事を探しているだけでは収入にはならないので、「やらないで無収入よりは、やった方がいいかな?」という感じです。

では、実際に作業を進めていきます。そこで知る衝撃の事実。6円の1案件=作業件数ではないという点です。

この時の「6円の案件」ですが、提示されている50件の検索ワードを一個ずつ検索をして、それぞれの検索結果1位のサイトを調査するという内容でした。

パソコンスキルに差はありますが、大体の作業時間を概算してみましょう。操作は4ステップ。

  1. 元データのキーワードをコピー(1.5秒)
  2. 検索サイトで検索(2秒)
  3. 検索トップのアドレスをコピー(1秒)
  4. 回答欄に貼り付け(2秒)
このペースで仕事をすれば、1件でだいたい「6.5秒」です。これが50件なので、最速で作業をしたとしても、325秒。5~6分ほどの時間がかかります。

1時間は60分です。そうすると、多くても10案件の作業になるので、時給60円!最低賃金なんてフリーランスの業界には関係のない話しですが、これはなかなか・・・

高いと見るか安いと見るかはひとそれぞれですが、これだけをみると少し躊躇してしまうかもしれませんね。

確かに、最近は副業人口やフリーランス人口が増えてきて、案件の単価も下がってきているという噂は聞いていましたが、フリーランスメインでやっていけるか?というと、タスクだけでは難しいかもしれませんね。

しかしです!忘れてはいけないのが、案件が安かろうが高かろうが仕事をすれば「実績」にはなります。実績の数字が上がれば、ちょっとお高めの案件も取りやすくなるわけです。

例えば「コンペに応募をして落選⇨収入なし」よりは。60円でも収入をもらって実績の数字を上げていくいくというのもアリと言えばアリかもしれません。

時給換算をするクセも大切?

フリーランスは個人事業主と同じ扱いになるので、最低賃金などはあまり意味がありません。それでもよく「この仕事に〇〇時間もかかった。これじゃ時給数百円になってしまう。報酬を増やせ!」という問い合わせを受けることがありました。

そもそも、仕事と報酬に対するクライアントとワーカーの認識に違いもあるのですが、「思っていたのと全然ちがう!」なんて事にならないように、常に時給換算をするクセを付けていくといいかもしれません。例えば、時給1000円をベースにした場合、

  1. 60分・・・1000円
  2. 30分・・・500円
  3. 10分・・・166円
  4. 1分・・・16円

が目安になります。それで合わないと思ったら、その案件は受けない!という決断も大切です。それでも「仕事をはじめてから報酬UPを訴えればなんとかしてくれるはず」という考えの方もいますが・・・

あまりお金に執着はしたくありませんが、バランス良く、案件の調整ができると、フリーランスとして仕事を安定させていくことができるかもしれませんね。