Python(パイソン)でWEBサイトをつくる(Flask編)

Python(パイソン)でWEBサイトをつくる(Django編)と同じように、もうひとつ。WEBアプリを作ることができるFlaskをご紹介します。実は、Flaskのほうが簡単!らしく、初心者にはこちらがおすすめみたいです。

Flaskの仮想環境をつくる

では、今回も仮想環境を作っていきましょう、作り方はDjangoの時と同じですが、見返すと混乱してしまいそうなので、改めてご紹介します。
まず、Anacondaを開き「Environments」をクリックして画面下の「Create」をクリックします。


仮想環境の名前をつけられるので、わかりやすい名前をいれて「Create」をクリックします、(見本では「FlaskWeb」にしています)
仮想環境が作成されます。左のクルクルが消えたら仮想環境の作成が完了です。パソコンのスペックにもよりますが、ちょっと時間がかかります。緑色のクルクルが止まったら、作った環境名をクリック(例では「FlaskWeb」)してから「Not Installed」を選択して「Flask」を検索ウィンドウに入力。

「Flask」にチェックを入れて「Apply」をクリックします。
追加で必要なものも入れ良いかい?と聞いてくるので「Apply」をクリックします。
これで仮想環境の作成が完了です!「Not Installed」を「Installed」変更すれば「Flask」がインストールされているのが確認できます。


Flaskのプロジェクトを準備する

道具は揃ったので、ここから作業場所を作っていきます。Anacondaの「Home」→「Spider」を開きましょう。
Spiderを開くときには「Install」を押した後、しばらくしたら「Launch」に切り替わるので再度クリック
Spiderが起動したら「プロジェクト」→「新規プロジェクト」と進みます。

新規プロジェクトウィンドウが開くので「新規ディレクトリ」を選んで、プロジェクト名にわかりやすい名前(例えば、prjFlaskWeb)を入力して「作成」をクリックします
続いて、ファイルをひとり作成します。画面左側に作ったディレクトリが表示されていると思うので、ディレクトリを「右クリック」→新規→ファイルをクリックします
ファイルの保存ウィンドウがでるので「welcome.py」の名前を入れて保存をクリックしましょう。

これで作業場の順場は完了です。

Flaskのコードを書いていく

それでは、ここから実際に下のコードを書いていきます。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route('/')
def welcome_Python():
    return 'ようこそ!Pythonプログラミングの世界へ'
実際に入力すると下のようになります。

では、保存ボタンを押してからSpiderを閉じましょう。次に動作確認をしていきます。

Flaskの動作確認

「Environments」→ワークスペースの「▶」から「OpenTerminal」をクリックします。
コンソール画面が出てくるので、作ったディレクトリに移動して実行していきます。
cd prjFlaskWeb
set FLASK_APP=welcome.py
python manage.py runserver
の順で入力していきます。
入力をするのは赤枠部分、その下は自動的に表示されます。Ctrl+Cで終了します
これで作ったファイルをブラウザで確認できます。ブラウザに次のアドレスを打ち込んで確認してみましょう。
(一応、リンクも貼っておきますね)
問題なく動いていればテキストが表示されます。

HTMLで書けばすぐなのに...と思いますが、Pythonで表示しているということがポイントなんです!