ライターが使うツール。みなさんは使えますか?



パソコンがあれば始められるといわれるライター業界ですが、パソコンに標準で搭載されている「メモ帳」だけで仕事が完結することはあまりありません。では、ライターとして仕事をしていく上で、どんなツールを使えるようにしておくと良いのかを紹介します。
また、クライアントに送らないほうが良い問い合わせも紹介します。読んでみると「まさか!?」と思いますが「誰でもなれるライター」です。問い合せの内容もバラエティに富んでいます。

ライターが使うツール1.ブラウザ

ライターの仕事を請けるときに、多くのライターがインターネットを利用しています。みなさんは何を使ってインターネットに接続していますか?まず、基本としてインターネットを見るためのソフト。これおを「ブラウザ」と呼ぶことを覚えておきましょう。これを知っているのと知らないのとでは、クライアントからの評価も変わってきます。

では、ブラウザは何を使っていますか?Windowであれば、IE(Internet Explorer)とかedgeを使っている人がほとんどでしょうか?Androidのスマートフォンを持っていればGoogle Chromeを使っているかもしれませんね。MacだとSafariが標準で搭載されています。仕事の案件によっては「ブラウザ指定」というものがあります。
例えばライティングはブラウザを通してインターネット上でお願いしますという場合です。「執筆は当社のCMS(コンテンツ管理システム)上で」という案件も見たことがあると思います。その場合に「ブラウザはGoogle Chromeでお願いします」などの指定がある場合があります。

「他のブラウザではダメなのか?」ライターからの問い合わせで結構多いのですが、大丈夫だったら「ブラウザはGoogle Chromeでお願いします」とは言わないですよね。ブラウザでも名前が違うと仕様も変わり、すべてのブラウザに対応できるようにするとサポートがしきれない場合もあるため、Window・Macなどを選ばないブラウザ用に開発をしているという場合があり、結果として「ブラウザ指定」となるわけです。

送らないほうが良い問い合わせ例


  • 私が使っているブラウザがわからない
  • 指定のブラウザを使っているのに動かない(使っているのはIE)
  • 指定のブラウザがパソコンに対応していない
  • 会社から貸してもらっているパソコンなので・・・

ライターがよく使うツール2.ChatWork


ライターとクライアントの連絡手段としてChatWorkを使う場合が増えてきています。メールやワーカーサイトよりもスムーズややり取りができるほか、ファイルの送受信などもでき、スマートフォンアプリにも対応しているので、とっても便利。しかも無料版もあります。
しかし、ChatWorkを使うためにはChatWorkへユーザー登録が必要です。ここでライターさんは考えます。「ユーザー要録ってなに?」そんなまさか!と思いますか?ライター業界ではよくあります。ChatWorkの詳しい使い方は、公式のヘルプを確認していただくとして、ライター経験があっても勘違いしやすいポイントをいくつか紹介します。

グループチャットとダイレクトチャット

ChatWorkの便利な機能として「グループチャット」があります。これは、複数のユーザーで共有できるチャットスペースのような機能で、ライター全員が所属するグループや、クライアントの担当者複数人と、各ライターが所属するグループなどが作成される場合があります。そのため、そのグループで送った内容は、そのグループ全員が見れてしまうので、十分に注意が必要です。
そのほかにもう一つ「ダイレクトチャット」という機能があります。これは、1対1で連絡を取り合うもので、他の人に見られることはありません。
この2つの違いを覚えておいて「やってしまった!」ということが内容に注意をしましょう。

送信時には「To」で指定をする

主に「グループチャット」を使用する場合ですが、グループチャットには複数人が所属しているので、メッセージを送るときには「誰に送るか」を指定してあげたほうが親切です。メッセージを入れるスペースの上部に「To」というボタンがるので、最初にそれをクリックして、メッセージを送る相手の名前を指定してあげましょう。
こういう小さなところができるか出来ないかでクライアントからの評価も変わってきます。

送らないほうが良い問い合わせ例

  • (ライターが)メッセージを送ったらすぐに(クライアントが)返信してもらえないと仕事に支障が出て困る。対応人数を増やして
  • ChatWorkを解約したい
  • ChatWorkの有料プランにしたいからお金は出して
  • ChatWorkのパスワードを忘れた

ライターがよく使うツール3.Skype


言わずと知れた、インターネット電話「Skype」です。パソコンで使う場合には「マイク」が必要です。デスクトップパソコンを使っている場合には確認をしましょう。
クライアントと仕事の打ち合わせをするときに、Skypeが必要になる場合があります。これもしっかり使えるように準備しておきましょう。実際にマイクやスピーカーがちゃんと動作するかどうかは、Skypeの発信先一覧にある「Echo / Sound Test Service」を利用すると確認ができます。
パソコン版の他に、スマートフォンにもSkypeアプリがあるので、場合によってはこちらでも良いかもしれませんが、ファイルの送受信や、画面の共有が必要な場合もあるので、「仕事」として使うのであれば、パソコンで使えるようにしましょう。

送らないほうが良い問い合わせ例

  • 仕事場なのでSkypeは嫌です。
  • Skypeはしたくないんですが、この仕事をしたい

ライターがよく使うツール4.ワープロソフト


ライターは文字を書くのが仕事です。しかし、手書きの原稿を受け取ってくれるクライアントは、ほとんど存在しません。(イササカ先生のような作家は別として)
そのため、ワープロソフトは使えるようになっておきましょう。パソコンで使えるワープロソフトといえば、WordやWriter、メモ帳、ワードパットなどがあります。Googleのだービスを使えば無料でワープロソフトを使うことも可能です。
でも、ただワープロソフトに文字を入れていけばよ良いかというわけではなく、案件によっては、書式やレイアウトに指定がある場合もあります。
例えば、
  • 文字サイズ:10.5
  • フィント:MS明朝
  • 環境依存文字の使用不可
  • 話題の変わり目で空白行を入れること
  • 見出しの文字サイズ12
  • 納品のファイル形式:PDF
といった感じです。これ、何を言っているかわかりますか?ワープロソフトについては、別の記事で改めて紹介しますが、最低でもこれらの箇所はしっかり押さえておいたほうが良いかもしれません。

送らないほうが良い問い合わせ例

  • ワープロソフトを持っていない
  • 指定のファイル形式に変換できないので、そのまま送っていいですか?
  • 指定の書式とかわからないのでとりあえず送ります。
  • 指定の書式やファイル形式は合理的ではありません、私が提案する形式にすることをおすすめします
ライターがよく使うツールを4つ紹介してきました。使ったことがあるツールや初めて知るツールがあったかもしれません。すべてのライティングの仕事で、4つのツールすべてを使うことないかもしれませんが、これからライターとして活躍の場を広げたいと考えていれば、一通り使えるようにしておきましょう。